潘逸舟
1987年上海生まれ。東京都在住。
映像、パフォーマンス、インスタレーション、写真などのメディアや身の回りの日用品などを用いて、共同体や個が介在する同一性と他者性について考察する作品を発表している。幼い頃に上海から青森に移住した経験を持つ自身の視点をベースに、切り取られた日常風景の中に自らの身体を介入させ、社会と個の関係の中で生じる疑問や戸惑いを、真摯に、時にユーモアを交えて表現する。
これまでの主な展覧会に、「アジア・アナーキー・アライアンス」関渡美術館 (台北、2014年)、「Whose game is it?」ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン、2015年)、「In the Wake – Japanese Photographers Respond to 3/11」ボストン美術館 (ボストン、2015年)、ジャパン・ソサエティー(ニューヨーク、2016年)、「Sights and Sounds: Highlights」ユダヤ博物館(ニューヨーク2016年)、個展「The Drifting Thinker」MoCA Pavilion、上海当代美術館 (上海、2017年)、「水と土の芸術祭」(新潟、2018年)、「アートセンターをひらく第 I 期」水戸芸術館現代美術センター (茨城、2019年)、「Thank You Memory ー醸造から創造へー」弘前れんが倉庫美術館 (青森、2020年)、「りんご宇宙 ーApple Cycle / Cosmic Seed」(青森、2021年)、「Home Sweet Home」KORA Contemporary Arts Center(カストリニャーノ・デ・グレーチ、イタリア、2021年)、「MOTアニュアル2021ー海、リビングルーム、頭蓋骨」東京都現代美術館 (東京、2021年)、「記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家 vol.18」東京都写真美術館 (東京、2021-2022年)、「ぎこちない会話への対応策―第三波フェミニズの視点で」金沢21世紀美術館 (石川、2021-2022年)などがある。オーストラリアやアメリカでアーティスト・イン・レジデンスに参加、2020年には日産アートアワード2020グランプリを受賞した。
パブリックコレクション
愛知県美術館、愛知
東京都現代美術館
東京都写真美術館
弘前れんが倉庫美術館、青森
何香凝美術館、中国
日産アートコレクション
タグチアートコレクション
宮津大輔コレクション
Exhibition