ヤノベケンジ
1965年大阪府生まれ。大阪在住。
京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。1990年初頭より、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに実機能のある大型機械彫刻を制作。創作の原点は、幼少期に遊び場で過ごした大阪万博跡地「未来の廃墟」。1997年より、放射線感知服「アトムスーツ」を身にまといチェルノブイリを訪れる《アトムスーツ・プロジェクト》を敢行。その後、21世紀の幕開けと共に、制作テーマを「リヴァイヴァル」へと移行し、近年では、腹話術人形「トらやん」の巨大ロボットや2009年には「第五福竜丸」をモチーフとする船の「ラッキードラゴン」を制作。火や水を用いた壮大なパフォーマンスを展開するなど、精力的に発表を続けている。2011年震災後、希望のモニュメント「サン・チャイルド」を国内外で巡回。
近年の個展に「FUKUSHIMA WORKS」(ギャラリーオフグリッド、福島、2016年)、「CINEMATIZE」(高松市美術館、香川、2016年)、「KOMAINU -Guardian Beasts-」(比叡山延暦寺、滋賀、2019年)、グループ展に「瀬戸内国際芸術祭」、「あいちトリエンナーレ」、「福島ビエンナーレ」のほか、「Persona」(ケ・ブランリ美術館、パリ、2016年)、「パレルゴン:1980年代、90年代の日本の美術」(BLUM & POE、ロサンゼルス、2019年)など、公共空間での展示やプロジェクトも含めて国内外多数。
コレクション
FNAC フォン・ナショナル・ダール・コンテンポラン・イン・フランス、フランス
FRAC プロヴァンス-アルプス-コート=ダジュール、フランス
北九州市立美術館、福岡
京都市
静岡県袋井市、静岡
ユニヴァーシティ・アート・ミュージアム・サンタバーバラ、カリフォルニア
広島市現代美術館、広島
ガレリア・ダルテ・モデルナ・ディ・ボローニャ、イタリア
金沢21世紀美術館、石川
熊本市現代美術館、熊本
ルイジ・ペッチ現代美術センター・プラント、イタリア
国立国際美術館、大阪
豊田市美術館、愛知
東京都現代美術館、東京
大原美術館、岡山
兵庫県立美術館、兵庫
南茨木市駅前ロータリー、大阪
高松市美術館、香川
香川県小豆郡小豆島町坂手、香川
M+、香港
高橋龍太郎コレクション