合田佐和子
1940年高知県生まれ。2016年永眠。
戦後の焼け跡で、空襲で焼かれ溶けて用途も意味も失った金属破片や時計などのガラクタ、また石や貝殻や骨など驚異的なフォルムを持つ自然物を拾い集めるなど、幼少の頃から造形美に大きな興味を持ち始めます。1959年に武蔵野美術学校(現武蔵野美術大学)に入学。卒業後は、唐十郎主宰の劇団「状況劇場」、寺山修司主宰の「天井桟敷」の舞台美術や宣伝などに参加。1965年より個展を開催し、立体作品から絵画、ポラロイド写真など多様な活動を深めていく。2001年には高知県立美術館で「森村泰昌と合田佐和子展」を開催、2003年には松濤美術館で個展が行われるなど、2016年に鬼籍に入るまで、精力的に活動を続けた。2022年には、大規模回顧展「合田佐和子展 ー帰る途 (みち) もつもりもないー」(高知県立美術館、三鷹市美術ギャラリーに巡回)が開催された。
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