篠原有司男
1932年東京都生まれ。 ニューヨーク在住。
東京藝術大学美術学部油絵学科にて林武に師事。 在学中より読売アンデパンダン展に出品し、日本の前衛芸術の一時代を築く。 同大学を中退後、吉村益信らと 「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」 を1960年に結成。 活動は短期間であったが、破天荒で過激なパフォーマンスで日本の美術界に大きな衝撃を与えた。 1969年、ロックフェラー三世奨学金により渡米。 以降、ニューヨークを活動拠点とし、原色を大胆に使った大型の絵画や、 「ボクシング・ペインティング」 をはじめとするエネルギッシュな作品で国内外から高い評価を受ける。 2007年、第48回毎日芸術賞を受賞。 2013年、アーティストの乃り子夫人との日常を綴ったドキュメンタリー映画 「キューティー&ボクサー」 が公開、第86回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネートされた。2015年、アメリカを巡回した 「インターナショナル・ポップ」、 同年テートモダン 「ワールド・ゴーズ・ポップ」 に出品。 2017年3月には山本現代 (東京) にて、日本では10年ぶりとなる個展を開催。
「Shinohara Pops! The Avant-Garde Road, Tokyo/New York」(サミュエル・ドースキー美術館、2012)、「篠原有司男展 ギュウちゃん、”前衛の道”爆走60年」(刈谷市美術館、2017)、などの個展、また「パロディ、二重の声ーー日本の1970年代前後左右」(東京ステーションギャラリー、2017)、「1968年 激動の時代の芸術」(北九州市立美術館、千葉市美術館、静岡県立美術館、高知県立美術館、2018)など、現在も精力的に活動を続けている、日本を代表するアーティストの一人である。
コレクション
MoMA、ニューヨーク
モントリオール現代美術館、カナダ
リヨン現代美術館、フランス
プラハ国立美術館、チェコ
東京都現代美術館、東京
原美術館、東京
板橋区立美術館、東京
国立国際美術館、大阪
神奈川県立近代美術館、神奈川
広島市現代美術館、広島
横浜美術館、神奈川
セゾン現代美術館、長野
大原美術館、岡山
福岡市美術館、福岡
栃木県立美術館、栃木
千葉市美術館、千葉
宮城県美術館、宮城
徳島県立近代美術館、徳島
いわき市立美術館、福島
世田谷美術館、東京
目黒区美術館、東京
新潟市美術館、新潟
富山県立近代美術館、富山
滋賀県立近代美術館、滋賀
大分市美術館、大分
兵庫県立美術館、兵庫
高松市美術館、香川
高知県立美術館、高知
黒鯛パーク(北九州市)、福岡
霧島アートの森、鹿児島
新潟県立万代島美術館、新潟
佐久市立近代美術館、長野
Exhibition