松井えり菜|「アストラル・ドリーマー」関連トークイベント

松井えり菜 x 西川美穂子 トークイベント

《子供部屋のアトリエ》(2022) キャンバスに油彩、H41xW32cm
©︎Erina Matsui 撮影:坂本理

 

ANOMALYで開催する松井えり菜個展「アストラル・ドリーマー」の初日7月20日(土)にトークイベントを開催いたします。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。


「ハレとケ、映えと毛」

今回の展覧会は、これまでの作品よりもハレとケのケの部分を拡張し作品として展開しています。
また展覧会における“映え”は昨今無視出来ない要素となってきています。
私においては、この20年間で一番変わったのは毛量であり、“映え”を意識するときは、息を吸うようにウィッグを被るようになりました。
最初はハレの日だけのウィッグがいつの間にかケの日も被るようになり私のウィッグ(ハレ)は日常(ケ)に溶けて混ざりあっていくように実感しています。
同じように(?)映えは展覧会においてケとなり得るのか?
トークをご一緒するキュレーターの方とじっくりお話したいと思います。

日 時:  7月20日 (土) 16:00 − 17:30
登壇者:  松井えり菜、西川美穂子 (東京都現代美術館・学芸員) *敬称略
言 語:  日本語
入場料:  無料
場 所: ANOMALY、東京
*先着順のためお立ち見になる可能性がございます。


登壇者プロフィール:

photo by Ichiko Uemoto

松井えり菜 (b.1984)
岡山県に生まれ、多摩美術大学を経て東京藝術大学大学院を修了。2004年 「GEISAI6」にて金賞を受賞しデビュー。主な個展にジョアン・ミロ財団(2007年)、大原美術館(2012年)、鹿児島県霧島アートの森(2016年)、岡山県立美術館(2020年)、またグループ展に、カルティエ現代美術館(2005年)、高松市美術館(2014年)、岡山県立美術館(2019年)、東京国立博物館(2024年・7/28まで開催中)など。

西川美穂子
東京都現代美術館学芸員

2004年より現職。東京都現代美術館での主な企画に「MOTアニュアル2008 解きほぐすとき」(2008)、「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」「MOTアニュアル2012 Making Situations, Editing Landscapes 風が吹けば桶屋が儲かる」(いずれも2012)、「フルクサス・イン・ジャパン2014」(2014)、「Viva Video! 久保田成子展」(2021–22、共同企画)、「MOTアニュアル2022 私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ」(2022)などがある。