Chim↑Pom|森美術館個展 ハッピースプリング

Chim↑Pom
Chim↑Pom展:ハッピースプリング
2022年2月18日(金) – 5月29(日)
森美術館、東京

 

Build-Burger
Installation view at ANOMALY, 2018
Photo: Kenji Morita

 

― 以下、森美術館ウェブサイトより ―

アーティスト・コレクティブ(*1)Chim↑ Pom(チンポム)は、独創的なアイデアと卓越した行動力で、社会に介入し、私たちの意表を突く数々のプロジェクトを手掛けてきました。作品の主題は都市、消費主義、飽食と貧困、日本社会、原爆、震災、スター像、メディア、境界、公共性など多岐にわたり、現代社会の事象や諸問題に対するメッセージ性の強い作品でありながら、その多くにはユーモアや皮肉が感じられます。 また、コロナ禍において顕在化している、感染症や疫病患者に対する差別や偏見、汚染や境界といった社会問題について、彼らは、それらを予見するかのようにこれまでの作品のなかで取り上げています。その示唆に富む課題提起は、今、まさに考察に値するといえるでしょう。 本展は、結成17周年を迎えるChim↑ Pomの、初期から近年までの代表作と本展のための新作を一堂に集めて紹介する初の本格的回顧展です。展示は、都市と公共性、広島、東日本大震災などのテーマに即して構成され、作家が一貫して考察する事象を浮き彫りにしつつ、活動の全貌を検証します。一方で、創意工夫に富んだダイナミックな展示構成により、作品に新たな光を当てることを試みます。

*1 複数のアーティストが協働する形態