新城大地郎 個展「赤」オープニングトークイベント 新城大地郎 x 本橋仁 x 辻村慶人

この度、新城大地郎の個展「赤」の関連企画として、オープニング初日にトークイベントを開催いたします。ゲストに金沢21世紀美術館のレジストラー本橋仁さんと、TOO MUCH Magazine 編集長の辻村慶人さんをお迎えし、異なるフィールドで活躍する三者がそれぞれの視点から新城作品や本展について語り合う貴重な機会です。是非ご参加ください。

日時:2025年4月26日(土)15:00  – 16:30

登壇者:新城大地郎、本橋仁、辻村慶人*敬称略

会場:ANOMALY、東京

定員:30名

*誠に申し訳ございませんが、トークイベントの時間帯は展覧会をご覧いただけません。ご注意ください。
*ご予約方法は後日ウェブサイト、SNSにてお知らせ予定です。

 

登壇者プロフィール:


新城大地郎 (本展出品作家)
1992年、沖縄・宮古島生まれ。静岡文化芸術大学卒業。禅僧で民俗学者の岡本恵昭を祖父に持ち、幼少期より禅や仏教文化に親しみながら書道を始める。禅のほか沖縄の精神文化を背景にして、伝統書道に新たな光を当てる自由なスタイルを追求。身体性と空間性を伴う現代的な表現で、形式にとらわれない書を展開している。

2017年、Playmountain Tokyoで初個展「Surprise」を開催。その後、ロサンゼルスのALTA Gallery (2023年)など国内外で展示を行う。2021年にtricot COMME des GARÇONS、2024年に TAO のコレクションに作品が起用され、2021年にはエルメス制作のドキュメンタリーフィルム「HUMAN ODYSSEY」に出演。2022年には地元である宮古島に「PALI GALLERY」をオープンさせた。2023年、東急歌舞伎町タワーのアートプロジェクトに参加、ホテルエントランスと客室に作品を設置。2024年、金沢21世紀美術館「すべてのものとダンスを踊って – 共感のエコロジー」展に出展。2025年、1970年代の宮古島における祭事行事を記録した故・岡本恵昭の写真と、彼の孫である新城の作品を収録した作品集「SUDIRU」(赤々舎)を出版。

 


本橋仁
建築史家、博士(工学)。金沢21世紀美術館レジストラー、奈良文化財研究所客員研究員、総合地球環境学研究所客員准教授。メグロ建築研究所取締役、早稲田大学建築学科助手、京都国立近代美術館特定研究員、文化庁在外芸術家研修員としてCanadian Centre for Architecture(CCA)に滞在を経て、現職。2024年より「建築討論」編集長。建築作品に「旧本庄商業銀行煉瓦倉庫」(福島加津也+冨永祥子建築設計事務所と協働、2017年改修)、編著書に『クリティカル・ワード 現代建築』(フィルムアート、2022年)、『ホルツ・バウ 近代初期ドイツ木造建築』(TOTO出版、2022年)など。キュレーションした展覧会に「第14回ベネチアビエンナーレ日本館」(2014年)、「分離派建築会100年 建築は芸術か?」(2020年)、「すべてのものとダンスを踊って 共感のエコロジー」(2024年)など。

 


辻村慶人
TOO MUCH Magazine 編集長。京都生まれ。大学卒業後からインディペンデント出版を始め、2011年に TOO MUCH Magazine を創刊する。Magazine of Romantic Geography を掲げ、都市空間における人々の経験に焦点を当てた雑誌として国内外で流通販売している。編集者として、岡本恵昭・新城大地郎共著「SUDIRU」(赤々舎)の編集や、石川直樹写真展「With the Whole Earth Below」(ゴールドウイン)の制作に携わる。