永田康祐
有楽町を舞台に都市とアートの関係性を問いかける東京フォトグラフィックリサーチのプロジェクト「有楽町アートサイトプロジェクト」に永田康祐が参加しております。新作を新国際ビルの仮囲い壁で公開しています。
『Semantic Segmentation (Yurakucho)』(2020)
有楽町の風景を捉えた一連の作品は、自動車の自動運転技術などで利用されているものと同種の、人工知能による物体検出アルゴリズムをもとに制作されています。
本作で永田は、アルゴリズムが実際の人間と印刷物に描かれた人間やガラスに映り込んだ人間などを「Person」として認識したり、仮囲いの映り込みの模様を「Train」として認識するといった齟齬に着目し、私達の認識が単に視覚的なものであるだけでなく、様々な文脈的な知識によって成り立っているということ、そしてまた、都市の認識が本質的に多様であり、機械的かつ画一的に行うことはできないということを示しています。
【開催概要】
会場:新国際ビル 南西側仮囲い
住所:東京都千代田区丸の内3-4-1
主催:三菱地所株式会社
協力:一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会
後援:一般財団法人 カルチャー・ヴィジョン・ジャパン
企画:TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH PROJECT
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