2025.9.17 (水) − 9.27 (土)
開廊時間:12:00 – 18:00
日月祝休廊
*ただし9月23日 (火・祝) は開廊いたします。
クロージングパーティー「chill, chill, fulfilled」
9月27日(土)18:00 – 20:00
クロージングパーティーには二作家が在廊致します
*オープニングレセプションは行いません。
*本展には性的な表現を含む作品がございます。未成年の方は保護者の同意のもと、成年の方はご自身の判断でご覧ください。
ANOMALYは2025年9月17日(水)から9月27日(土)まで、エレナ・ノックスと八島良子の二人の女性アーティストによる9日間限定の特別ビデオスクリーニング「Under the Surface」を行います。
エレナ・ノックスは1975年オーストラリア生まれ、東京在住。デジタルメディアやパフォーマンス、サウンドアート、音楽、インスタレーションなどの表現形態を横断しながら、現代のテクノロジーと人類の自己複製への欲望との関係性を考察する作品を制作しています。
八島良子は1993年広島県生まれ、同地在住。昨年、自らの手で豚を育て屠畜し食べるプロジェクト「メメント・モモ」から生まれた作品をANOMALYにて展示。自身の身近な環境から社会構造を捉え、映像、写真、立体、インスタレーション、執筆といった多様な手法で、繊細ながら力強い作品を制作しています。
本展では、二人の過去の代表作を中心に上映します。二人の作品には、「人間」という共通のモチーフが存在します。それぞれの独自の表現からは、人間の皮膚の表層を越えて潜む、社会的な問題や個人的な出来事が浮かび上がってくるでしょう。私たちの目差しを「表象」から解き放ち、その奥に潜む普段見えない真実に触れる契機となれば幸いです。
上映作品:
1975年オーストラリア生まれ、東京在住。
ノックスはデジタル・メディアやパフォーマンス、サウンドアート、音楽、インスタレーションなどの表現形態を横断しながら、技術文明が人類の自己複製への欲望を模していくさまを考察する。
主な個展やプロジェクトに、2022年「『それヤレんの?』:フェムボット現象」(人間レストラン、東京)、2021年「Actroid Series II」(TOKAS本郷、東京)、2019年「ヴォルカナ・ブレインストーム」(黄金町バザール、神奈川)、2015年「BEYOND BEYOND THE VALLEY OF THE DOLLS」(UNSWギャラリー、オーストラリア)。主なグループ展に、2024年ソウル国際ニューメディアフェスティバル、2023年「アルスエレクトロニカ」(オーストリア)、台湾国際ビデオアート展、「未來史詩」錄映太奇(香港)、2022年「ICCアニュアル:生命的なものたち」(NTTインターコミュニケーション・センター、東京)、「越後妻有 大地の芸術祭」(新潟)、「Spectra」(Australian Network for Art & Technology、オーストラリア)、2021年「Art Machines 2」(Run Run Shaw Creative Media Centre、香港)、2020年「Bangkok Art Biennale」(タイ)、「ヨコハマトリエンナーレ」(神奈川)、2019年「未来と芸術」(森美術館、東京)、「AS-Helix: The Integration of Art and Science in the Age of Artificial Intelligence」(中国国家博物館)、「Post-Life: Art and Technology in the Age of Intelligence」(重慶美術館、中国)、「Synthetic Mediart」(台北エキスポパーク、台湾)、2018年「Algorithmic Art」(香港市庁舎、香港)、「北京メディアアートビエンナーレ」(上海明当代美術館、中国)、2017年「A Better Version of You」(アートソンジェセンター、韓国)がある。
1993年広島県生まれ、同地在住。
人間の皮層に視覚化される痛みや祖母の戦争・被爆体験を元にした作品を制作している。2019年より自らの手で豚を育てて屠畜し食べるプロジェクト「メメント・モモ」に取り組み、自身と豚との関係性から社会構造を捉え、映像、写真、立体、インスタレーション、執筆といった多様な手法で表現を探求している。2024年9月には著書『メメント・モモ』を幻戯書房より出版。2017年より非営利ギャラリー「ART BASE百島」の企画運営も行う。主な受賞歴に、三菱ケミカルジュニアデザインアワード2015 都築響一賞、茂木健一郎賞、第19回文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品、ARTISTS’ FAIR KYOTO 2023 マイナビ ART AWARD優秀賞。主な展覧会に2021年「ヴァーチャル・ボディ:メディアにおける存在と不在」(東京藝術大学陳列館、東京)、2024年「Bodies Embodied」(ANOMALY、東京)、2025年「スピードの物語」(瑞雲庵、京都)など。