西尾康之|『不死』刊行記念 西尾康之×斎藤環トークイベント

西尾康之
西尾康之×斎藤環
「『不死』の時代とは?:アーティストと精神科医が語り尽くす」
『不死』(くま書店)刊行記念

2025.07.12 (土) 19:00 – 21:00
本屋B&B、東京
入場料:
【配信参加】1,650円(税込)
【サイン入り書籍つき配信参加】1,650円+書籍『不死』3,300円(いずれも税込)※イベント後発送
ご予約はこちらから

西尾康之初のSF小説『不死』が、7月に刊行されます。
この刊行を記念して、トークイベントが開催されます。

当日は著者・西尾康之に加え、ゲストに精神科医の斎藤環氏をお迎えします。
斎藤さんは、20年前に美術雑誌で西尾さんを取材し、「鏡像としての『死体』」という論考を執筆されました。
「死」というテーマに取り憑かれつづける西尾の『不死』を読んで、斎藤氏んの西尾論はどのように更新されたのでしょうか。
また、少なくとも死を延長できる時代に入りつつある現在、ふたりそれぞれの(不)死生観について語り合います。

なお、会場では、来場者限定で『不死』の先行販売も実施されます。

登壇者プロフィール:

西尾康之
現代美術家、東京藝術大学美術学部彫刻科教授。1967年東京都生まれ。1991年、武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。個展に、「REM (Rapid Eye Movement)」(2016年、山本現代(東京))、「エキゾチズム」(2012年、山本現代)など。近年のグループ展に、「日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!」(2025年、大阪中之島美術館(大阪))、「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」(2024年、東京都現代美術館(東京))、「リボーンアート・フェスティバル 利他と流動性」(2021年(宮城))など。作品集に『健康優良児』(Akio Nagasawa Publishing)、『西尾家の墓』(同)がある。作品は彫刻、絵画、CGなどの多分野にわたるが、主に陰刻鋳造という特殊技法によって彫刻を制作し、虚無をテーマとした作品発表を続けている。

斎藤環
精神科医。筑波大学名誉教授。1961年岩手県生まれ。主な著書に『文脈病』(青土社)、『アーティストは境界線上で踊る』(みすず書房)、『社会的ひきこもり』(PHP新書)、『オープンダイアローグとは何か』(著訳、医学書院)、『まんが やってみたくなるオープンダイアローグ』(水谷緑氏との共著、医学書院)、『開かれた対話と未来』(監訳、医学書院)、『中井久夫スペシャル』(100分de名著、NHK出版)、『「自傷的自己愛」の精神分析』(角川新書)、『イルカと否定神学』(医学書院)ほか多数。共著に『心を病んだらいけないの?』(與那覇潤氏との共著、新潮選書、第19回小林秀雄賞)、『いのっちの手紙』(坂口恭平氏との共著、中央公論新社)、『臨床のフリコラージュ』(東畑開人氏との共著、青土社)などがある。趣味は映画、現代アート、マラソン、猫を愛でること。