日時:2025年6月14日(土)17:00 – 18:30
登壇者:青木野枝、イリナ・グリゴレ(文化人類学者)*敬称略
会場:ANOMALY、東京
定員:30名 *要予約
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登壇者プロフィール:
青木野枝(本展出品作家)
1958年、東京都生まれ。武蔵野美術大学大学院修了。80年代より、工業用の鉄板をパーツに溶断し、溶接して組み上げるシンプルな作業を繰り返すことで完成する作品を制作。それらは鉄本来の硬質感や重量感、さらには彫刻という概念からも解放され、空間を劇的に変化させる。近年は石鹸やガラスなど異素材を組み合わせた作品も発表。また、子供との鉄のワークショップの開催や各地の芸術祭に積極的に参加し、作品を置く場所や人との交流をライフワークの一つとしている。主な展覧会に「そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠」(東京都庭園美術館、2024)、「青木野枝|光の柱」(市原湖畔美術館、2023)、「青木野枝|霧と鉄と山と」(府中市美術館、2019)、「青木野枝|霧と山と」(霧島アートの森、2019)、「青木野枝|ふりそそぐものたち」(長崎県美術館、2019)など多数。 主なコレクション先に東京国立近代美術館、国立国際美術館、豊田市美術館、愛知県美術館、兵庫県立美術館、鳥取県立美術館、文化庁などがある。毎日芸術賞、中原悌二郎賞受賞、2021年には芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
イリナ・グリゴレ
文化人類学者。1984年ルーマニア生まれ。2006年に日本に留学し、一時帰国後、2009年に国費留学生として来日。弘前大学大学院修士課程修了後、2013年に東京大学大学院博士課程入学。青森県内を主なフィールドに、獅子舞や女性の信仰を研究する。2023年にはバヌアツで女性を対象としたフィールドワークを始めている。キーワードはイメージ、自然観、死生観、有用植物、霊魂。著書に『優しい地獄』(亜紀書房、2022年)。
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