Art Collaboration Kyoto 2024

Gallery Collaborations
ANOMALY(東京)、A Thousand Plateaus Art Space(成都)、N/A(ソウル)
ブース: GC21

ANOMALYは、A Thousand Plateaus Art Space(成都)、N/A(ソウル)と共に、岩崎貴宏、津上みゆき、武芸凡、陳秋林、ハーディ・ヒル、ジユン・チュン、ジェマン・ソの作品を紹介します。

本展では多様なメディアの作品を展示し、記憶が私たちのアイデンティティと認知を形作る中で、過去の経験が現在や未来にどのように影響を与えるのか、私たちの思考を促すインスタレーションを目指します。岩崎は日用品を用いて繊細な風景を作り出し、スケールを変えて可視化することで、固定化された私たちの視点を揺さぶり、意識を変容させます。津上は人々が自身の視点からどのように尺度や価値観を構築していくのかを思考しつつ、日々のスケッチから風景画を制作します。自伝的な武の作品は、都市と個人の関係を観察し、現実と記憶から発想を得ます。うつりゆく時間と都市を扱う陳の創作は故郷に対する想像と思い出から引き起こされ、予期せぬ再会と帰還を導きます。ヒルの版画は、自身の曖昧な記憶から擬人化された形を浮かび上がらせ、複雑なファンタジーから現代の問題への視点を示唆します。チュンは一般的なものを通して世代を超えた体罰を模索し、思い出の信頼性に疑問を投げかけます。ソは個人的な経験を通じて過去から今に至る記憶をドローイングで再現することを試みます。

この展示は、記憶について言及するだけでなく、共有された経験に関する対話を活性化させ、環境や背景が異なる我々にも有効な相互関係を呼び起こすものです。


ANOMALY Artist: 岩崎貴宏

なお、Special Programsブースでは岩崎貴宏の作品が展示されるの他、京都 蔦屋書店でも個展を開催いたします。


ANOMALY Artist: 津上みゆき


また、ACKのPublic Program 「地図が語らないこと」に、Chim↑Pom from Smappa!Groupが参加しています。こちらもあわせてご高覧ください。


《ゴミの墓 (乳白半透明ゴミ袋70L)》(2024) 大理石、作品記録写真 ©︎Chim↑Pom from Smappa!Group
Courtesy of the artist, ANOMALY and MUJIN-TO Production